けやき便り

当院における骨粗鬆症リエゾンサービスと骨折リエゾンサービスについて

骨粗鬆症リエゾンサービスとは、日本骨粗鬆症学会が定義した名称で、骨粗鬆症疾患や高齢者の方を対象に、骨粗鬆症治療率の向上、治療継続率の向上、骨粗鬆症の予防・啓発を行うサービスの事です。骨粗鬆症によって発生する脆弱性骨折(ぜいじゃくせいこっせつ)をご存じでしょうか?骨粗鬆症などで骨がもろくなり、軽い転倒や日常生活で起こる骨折のことです。脆弱性骨折患者の二次性骨折予防を目的とするサービスが、骨折リエゾンサービスです。「骨折」は全身的な影響がなく重篤な疾患ではないと思われがちですが、高齢者の大腿骨近位骨折や椎体骨折は日常生活動作の著しい制限と生命予後の悪化をもたらします。高齢者の骨折は、その重篤性と予防の重要性が注目されています。骨粗鬆症は骨折が発生するまで臨床症状が乏しいため、骨粗鬆症検診が何より重要ですが、骨粗鬆症検診の受診率は低値であります。当院では、2名の骨粗鬆症マネージャーが常勤しており、骨粗鬆症リエゾンサービス、骨折リエゾンサービスを行っています。リエゾンとは「連絡係」という意味で、医師と患者の間に入りフォローを行います。

国際骨粗鬆症学会は、世界各国で骨折リエゾンサービスに取り組んだ医療機関に対して評価基準13基準に基づいて到達レベル金銀銅で評価しています。当院は、2025年、銅(ブロンズ)を獲得しました。認定を受けた医療機関は、岩手では唯一であり、東北の中では唯一の診療所です。今後も地域、社会と連携を取りながら、治療率の向上・治療継続の向上に努めていきたいと思います。

019-656-1677
019-656-1677 診療日時