けやき便り

冬こそ運動を!

冬の運動の効果

一般的に基礎的代謝は、夏に低く冬に高いとされています。全身のエネルギー消費量をみると、骨格筋に占めるエネルギー消費量が大きく、骨格筋量が多い人では基礎代謝が多い事がいえます。生活活動強度が高い程1日のエネルギー消費量が大きくなるので、活発に運動する生活習慣を持つ人の方が、エネルギーが消費されやすくなります。

代謝の高い冬に骨格筋量を増やす筋力トレーニングを行い、エネルギー消費量の高い身体活動や運動を行う事は、基礎代謝を高めてエネルギーを消費しやすい身体をつくる事に効果的です。

また、冬は寒さにより末梢の血管が収縮して血流が低下しやすくなります。運動を行い血流を促す事はエネルギーを消費しやすい身体をつくることに役立ちます。

冬に運動を行うことは運動不足や肥満の解消にもよいでしょう。

 

冬の運動の注意点

●心臓の負担…冬は寒冷の影響で体温の発散を防ぐために血管が収縮して血圧が上がりやすくなり、心臓への負担が大きくなります。暖かい室内から寒い屋外へと移動した際の血圧の急激な変動によって心臓の血管が過剰に収縮して心筋梗塞の原因となることがあります。

寒い冬には屋内で運動を行うことや、日中の日が射す暖かい時間を選択して十分に防寒し、身体への寒冷刺激を少なくしましょう。

●ケガに注意…寒いと筋肉も収縮して硬くなりやすく、柔軟性が低下するため、筋肉や靱帯、腱なども損傷しやすくなります。運動前にはストレッチや体操などの準備運動をしっかりと行い、身体を温めて筋肉柔軟性を確保することが大切です。

●水分摂取…空気が乾燥し気づかない間に身体から水分が失われやすくなります。運動する際も水分摂取を怠りがちです。特に高齢者や高血圧などの持病がある方は脱水症状になりやすくなるので、意識して水分摂取をすることが大切です。

これらの事に注意しながら運動をし、心も身体も健康に冬を楽しみましょう(^^)

 

 

 

 

 

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