運動を習慣化しましょう!
新型コロナウィルスに関してですが、当院では、これまで通りしっかりと感染症対策をしていきます。コロナ禍の中で心配されるのが、自粛による運動機能の低下、体力の低下です。実は、ロコモ(ロコモティブシンドローム)という運動機能の低下した状態は、健康寿命を縮める大変怖い症状です。コロナにも気をつけて生活したいですが、ロコモにも気をつけなければなりません。ロコモになると、活動量が減少⇒エネルギー消費量が減少⇒食事量が減少⇒筋肉量が減少⇒さらに活動量が減少という悪循環に陥りやすくなります。
普段の生活でも、筋力を鍛える事ができます。運動は継続してこそ効果が出てきます。そのために、運動を生活の一部にすることがポイントです。
・1日10分から
1日合計一時間歩く程度の運動が理想ですが、忙しい現代人にはハードルが高く難しい場合もあります。そんな時は、今より10分多く、毎日体を動かすことから始めてみましょう。
・日常生活の中に運動を取り組む
わざわざ運動のための時間をとらなくても、例えば体を大きく動かしながら掃除をする、テレビを見ながら筋トレをする、徒歩で通勤するといった、いわゆる「ながら運動」でもOKです。
・室内でできる運動に取り組む
昨今の情勢の中では、戸外に出て運動する事を敬遠しがちです。室内でできる運動であれば、天候や情勢に左右されずいつで行うことができます。家の中を見渡すと、運動できるものが沢山あります↓↓
・気持ちを上手に切り替える
運動しなかった日は「いい休養になった」今日は運動する気にならないよいう日は「気分転換のつもりで軽めに体を動かそう」などと気持ちを切り替えるといいでしょう。
・たんぱく質を摂ろう
筋肉は常に分解と合成を繰り返していますが筋トレを行うとこれらがより活発になり、筋肉の材料となるたんぱく質を多く必要とします。特に運動後30分以内を目安にたんぱく質を補給すると筋肉の合成に役立つとされています。
・運動は疲れが取れる
筋肉が収縮と弛縮を繰り返す事で筋ポンプ作用が働き、血液の心臓への戻りが促進されます。それに伴い老廃物も除去されやすくなります。このことから、軽い運動をした方がむしろ疲れがとれやすいといわれています。
コロナがいずれ収束した時に、皆さんが元気に明るく過ごせるよう、運動を習慣化し免疫力アップをしておくことをおススメします。